新造船スーパーヨット「エメラルド アズーラ」就航

エメラルドアズーラは2022年3月12日土曜日に初就航した。ヨルダンの都市アカバより乗客を迎え、紅海セーリングを実施した。

これまでのクルーズ船とはまったく異なるカテゴリーである「スーパーヨット」。たった100名だけが乗船できる大注目の「エメラルド アズーラ」の最新情報をお届けする。

流線型の形はとても美しく、小さな船体はとても魅惑的で、間近で見かければ「乗ってみたい」と、まさしく好奇心をくすぐられる船だ。乗客はたった100名だけ。それでありながら船内施設は充実していると感じる。欲しいものは手を伸ばしたら届くような設計を目指したことが、乗客の船内ライフを余裕のある充足感で満たすことに繋がった。 メガシップに興味のない大人たちが大注目

たった100名の乗客を迎え、静かなリゾートにスッと入る洗練されたスーパーヨットは、今後のクルーズ業界の意識を変えてしまう「次世代の新生児」となる。

一度に3000人~5000人も乗れる超巨大な船の中を歩き回り、まるで大都市の遊び場で過ごすような船にはまったく興味がない大人たちは、この次世代のスーパーヨットの登場に、高揚感を覚え期待が膨らむはずだ。乗務員と乗客の距離がほど良い小型船の良さを踏襲しながらも、洗練されたフォルムとデザイン、広々とした公共スペースと静かでリラックスできる居場所の両方が確保され、おそらく旅先でこの船に出会い間近で見たなら、次のクルーズの旅の選択肢としてこの船をもっと知りたくることは間違いないだろう。なにしろ本当に小さな船なのだが船内は贅沢に過ごせるようクレバーな設計がされているのだから。 洗練された流線型の船体と現代的な外観は目を引き、ハートを鷲掴みする。さらに、船内は広々としたスペースがあり、船尾のマリーナプラットフォームや、この船のトレンドマークともいえるインフィニティプールなど、惹きつけられるポイントがとても多い。そして航路は小型船ならでは、まだ行ったことがない寄港地がふんだんに含まれたリゾート気分満載のルートとなっており、それだけで次のクルーズの予約を入れてしまいそうになる。 メガシップよりもむしろハイテク?小さいことを侮ることなかれ

たった100人の乗客、言うまでもないが船内は混雑とは無縁である。それどころかどこで寛いでいようとも、船内スタッフが気にかけられる距離にいてくれる。船内で知り合った友とも会話が弾む。メガシップだけがハイテクにあらず。必要なものはいつも近くにある心地よさと、最新のテクノロジーを駆使した施設は、大人の旅にぴったりとはまる。

トレードマークともいえるインフィニティプール、アクアカフェを併設しペストリー類やサラダ、パニーノなどの軽食もとれる

オブザーベーションデッキにあるラウンジ、展望が良いスペースでは、チェスや読書を楽しめる。コーヒーマシンがあり、コーヒーや紅茶を飲みながら過ごせる。

混雑とは無縁のレセプション。スタッフが常駐している。

最上階のバーラウンジ。ジャグジーを併設している。寝そべって過ごせるソファもあり、リゾート気分を満喫できる。オプションのプレミアム・パッケージに入れば、いつでもサインレスでアルコールを楽しめる。

ゆっくりと過ごせる「アミーチ・ラウンジ」は、広々としたスペース。コーヒーマシンを併設。

レストラン「ラ・クッチーナ」のビュッフェ。広々とした場所に並べられる。朝食・昼食がビュッフェ、昼食の内容は毎日変わる。

レストラン「ラ・クッチーナ」の座席も余裕のある配置。ディナーはアラカルトメニューから選択。少人数の乗客のために作った料理を出す。地元食材も使われる。アンティパストから始まり、スープ、パスタ、メイン、サラダという具合にイタリア料理をベースにしたバリエーションの豊富なフュージョン・ダイニングを提供。

ヨットスイートの寝室、ヨットスイートにはカフェマシン、ミニバーも無料で備え付けられている。非常に大きなプライベートバルコニーがあるのもヨットスイートの特徴。またヨットスイートの特典として朝食のみルームサービスを受けられる。

ヨットスイートのバスルーム。バスアメニティは英国ESPAを使用。 船内施設の名称が就航前に変更され、エメラルドアズーラの雰囲気を大切にしたブランディング意識が伺える

リバークルーズと同様にメインダイニングの名称は「リフレクション」であったが、就航前に「ラ・クッチーナ」に変更となった。また、プールエリアに設置のプール・カフェは「アクア・カフェ」に名称変更となった。クッチーナとはイタリア語でキッチン、アクアは水だ。イタリア料理をベースにしたフュージョン・キュイジーヌを提案するレストランにマッチしたネーミングだ。

ホライズン・バー&ラウンジは「アミーチ・バー&ラウンジ」に変更、マリーナプラットフォームのすぐ上にあるザ・テラスは、「ラ・クッチーナ・テラス」に名称変更。イタリア語でアミーチとは友達のこと。すべてイタリアを意識したネーミングである。 船内で心が通う友に出会えるかも? 寄港先によっては、ツアーがクルーズ代金に含まれる クルーズに乗船して、船内で顔見知りができ交流が始まる。それが小型船の良さであるが、この船ならそのスピードにより一層磨きがかかるのである。何故なら寄港先によってはあらかじめクルーズ料金に含まれたツアーが実施され、乗船客はみな一緒に下船し寄港先を見て回る機会が多くあるからだ。もちろん英語だが、同じツアー班で一緒になる機会が増えるにつれ、自然と会話が弾むのである。ゆえに、船内はちょっとしたおしゃべりが楽しめる雰囲気となる。 エメラルドのリバークルーズと同様、チップ込み、送迎込み、Wifi込み、無料のアルコールの提供あり

バトラーサービスやオンデマンド・キャビアは無くて良し、その分他に必要なものが料金に含まれる

スーパーヨットが誕生するというニュースと共に最初のコンセプトを聞いた時、半信半疑だった。エメラルド史上初となるオーシャンライナーにも、リバークルーズと同様に様々なサービスを含めるというものだ。 それがエメラルドアズーラ就航で、本当に現実となった。 航空便の到着時間帯に指定はあるものの、空港から港の送迎は含まれている。日本からヨーロッパに飛ぶ便は夕方に到着することがほとんどなので、夕方港に向かっても船は出港している。日本からの場合は、エメラルドの有料ホテルプログラムを使い、前泊を手配してもらうことをおすすめする。そうすることで、空港~ホテル~港は送迎してもらえ安心だ。船内チップも含まれ、送迎やツアー中にチップを用意しなくても良い。(良いサービスを受けたと思ったらもちろんエクストラチップを出しても良い。) リバークルーズでは、昼食・夕食時には無料ソフトドリンク、無料ワイン、無料ビールの提供があるが、エメラルドアズーラでも同様のサービスを行う。ラウンジにはコーヒーマシンが置かれ、そこでは無料のエスプレッソやカプチーノが楽しめる。

海上衛星を使うオーシャンクルーズの場合、船内Wi-Fiは有料としているクルーズラインがほとんどだが、エメラルドではリバークルーズと同様、利用料はクルーズ料金に含まれる。外国にいて日本語で情報をとりたい我らには電子デバイスは欠かせないが、船内Wi-Fiが無料なのは心強い。


逆に言えば、バトラーサービスなどは無いが、その分良心的な価格でスーパーヨットを堪能でき、一度体験したら病みつきになる居心地の良さも享受でき、この船がクルーズを愛する大人のための最後の楽園となる可能性すらある。


殆どの客室にバルコニーが付いている。小型船であるにも関わらず、バルコニー付客室がここまであるのは誇らしい エメラルド・アズーラは、ほとんどの客室にプライベートバルコニーを完備。(船体の88%にバルコニーが付いている。) 1992年以降、バルコニー付きの客室は珍しいことではないが、実はこのサイズの小型船で実現するのは革命的とも言えるのだ。バルコニーは海面からある程度の高さをとった場所に設置する必要があるという概念を技術で覆したのだ。バルコニー付き客室は、26.5㎡から110.8㎡まであり、100名しか乗船しないこのスーパーヨットのサイズでありながら、とても贅沢な広さを誇る。 室内は、落ち着きあるベージュxブルーx白の配色で洗練され、シックでモダンな空間である。 マリーナプラットフォームがあるおかげで、オーシャンという自然を満喫できる

エメラルドアズーラがスーパーヨットとして最高にクールな姿を見せる瞬間は、マリーナがオープンした時であると言っても過言ではない。プラットフォームを海面まで下げ、そこから直接海に飛び込んだり、パドルボードやシュノーケリングで海の楽しさを存分に味わえる。南の島などの寄港先では、ゾディアックでウェットランディングすることもあるが、その際にはマリーナプラットフォームがゾディアックに乗るためのステーションとなる。

サウナがあるおかげで、マリンスポーツで冷えても、心行くまで体を温められる。日焼けした肌のトリートメントが必要になってもSPAが併設されているから安心。サウナは大変に現代的なデザイン。ガラスで遮ぎられている。

SPAのレセプション。希望日を乗船初日に予約することをおすすめする。

終日航海の日は、航行中の船上ジムで汗を流すのも良い。 世界に1隻しかないエメラルドアズーラ、客室は50室のみ。相当予約困難になることは間違いない。今後の配船予定をチェックして、できるだけ早めの予約で希望の客室を確保したい。

2023年には、同型の姉妹船「エメラルド サカラ」がデビュー。インド洋に浮かぶセイシェル諸島のクルーズが初就航となる予定だ。 インド洋の楽園、セイシェル諸島でこのスーパーヨットでのクルーズが実現できる。2023年の初就航は、完売が近いという。セイシェルクルーズの後には、配船先を変え中東や紅海へ移動していくので、可能な限り早期に予約を入れたい。 問合せ:03-6869-7117(10:30~16:30) エメラルドクルーズ日本総代理店 セブンシーズリレーションズ株式会社 エメラルドクルーズ日本語WEBサイト:emerald-ww.jp